I LOVE YOUが聴きたくて
「いつから?」


「いつからだろう」


「何で、わかったの?」


「わかるよ~」


怜(ユウ)は笑った。


「そう…」


「うん。自分の親のことだよ?わかるよ。なんとなくね」


「そう…そっか」



魅麗の心の中で、何かが弾けた。

解き放たれた感覚だった。


魅麗は、すっきりと諦めがついた気がした。

解放感を非常に感じ、魅麗は、とても、清々しい気分だった。

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