I LOVE YOUが聴きたくて
子ども達は、ジロジロ見るのを止めた。
子どもの一人が、きのこ型の椅子からそっと降りると、トコトコとママの方へと駆け寄った。そして、小声で言う。
「ねぇママ、外人さん、えいご?何しゃべってるの?」
するとママは、
「尋ねてみなさい」
と、微笑みながら我が子に言った。
実践的な親御さんの様子に、魅麗は、感心する。
小さな子は、外国人の方の様子を伺いながら、近寄っていく。
ふと気付き、外国人の男女は、近寄ってきた小さな子どもに目を落とした。そして、目を細めながら見つめる。
小さな子は、外国人の二人を見上げて、
「あの、…、あっ、こんにちわ」
と挨拶をすると、ぺこりとお辞儀をした。
外国人のお客様は、【こんにちわ】の言葉を知っているようで、小さな子に、笑顔で返事を返した。
「コンニチワ」
「コンニチーワ」
そして、お辞儀をする。
外国人の方が日本語を話したので、小さな子は、目を丸くした。
「何買ッテモライマシタ?イイモノ買ッテモライマシタ?」
外国人の男性が、しゃがみながら、小さな子に問いかけた。
小さな子は、目を丸くしたまま、首を横に振っている。
「ドウシテ?買ッテクレナイ?」
小さな子は、再び首を横に振る。
「ソウデスカ」
外国人のお客様は、小さな子に微笑む。
小さな子は頷くと、もう、満足したのか、外国人の方から立ち去り、兄妹のいる、きのこ模様のテーブルへと戻った。
早速、兄は尋ねる。
「しゃべった?」
「うん」
次に、妹が聞く。
「どうだった?怖かった?」
「ううん。面白かった」
子ども同士で、語り合っていた。
買うものが決まった夫婦は、子ども達に問いかける。
「欲しいものは無いの~?」
「あるー!」
子ども達が、一斉に返事をすると、子どものパパが、
「早く選べ」
と、子ども達に優しい口調でいった。
「はいっ」
パパに言われて歯切れ良く返事をすると、子ども達は選びだし、外国人のお客様が選ぶものを真似たりもしていた。
可愛い雑貨を見ては、はしゃぎ回る子ども達を見て、外国人の男女は、
「Oh~」
と、言いながら笑っている。
魅麗は、タイミングを見て、外国人のお客様に、和風模様入りの変わった形をした器でマッシュルームのスープを振る舞った。
子どもの一人が、きのこ型の椅子からそっと降りると、トコトコとママの方へと駆け寄った。そして、小声で言う。
「ねぇママ、外人さん、えいご?何しゃべってるの?」
するとママは、
「尋ねてみなさい」
と、微笑みながら我が子に言った。
実践的な親御さんの様子に、魅麗は、感心する。
小さな子は、外国人の方の様子を伺いながら、近寄っていく。
ふと気付き、外国人の男女は、近寄ってきた小さな子どもに目を落とした。そして、目を細めながら見つめる。
小さな子は、外国人の二人を見上げて、
「あの、…、あっ、こんにちわ」
と挨拶をすると、ぺこりとお辞儀をした。
外国人のお客様は、【こんにちわ】の言葉を知っているようで、小さな子に、笑顔で返事を返した。
「コンニチワ」
「コンニチーワ」
そして、お辞儀をする。
外国人の方が日本語を話したので、小さな子は、目を丸くした。
「何買ッテモライマシタ?イイモノ買ッテモライマシタ?」
外国人の男性が、しゃがみながら、小さな子に問いかけた。
小さな子は、目を丸くしたまま、首を横に振っている。
「ドウシテ?買ッテクレナイ?」
小さな子は、再び首を横に振る。
「ソウデスカ」
外国人のお客様は、小さな子に微笑む。
小さな子は頷くと、もう、満足したのか、外国人の方から立ち去り、兄妹のいる、きのこ模様のテーブルへと戻った。
早速、兄は尋ねる。
「しゃべった?」
「うん」
次に、妹が聞く。
「どうだった?怖かった?」
「ううん。面白かった」
子ども同士で、語り合っていた。
買うものが決まった夫婦は、子ども達に問いかける。
「欲しいものは無いの~?」
「あるー!」
子ども達が、一斉に返事をすると、子どものパパが、
「早く選べ」
と、子ども達に優しい口調でいった。
「はいっ」
パパに言われて歯切れ良く返事をすると、子ども達は選びだし、外国人のお客様が選ぶものを真似たりもしていた。
可愛い雑貨を見ては、はしゃぎ回る子ども達を見て、外国人の男女は、
「Oh~」
と、言いながら笑っている。
魅麗は、タイミングを見て、外国人のお客様に、和風模様入りの変わった形をした器でマッシュルームのスープを振る舞った。