I LOVE YOUが聴きたくて
「わぁ、凄い!」
お店の中に目をやった途端、目に飛込んできた光景に、綾は、声をあげて言った。
「こんなにお客さんがいっぱい。魅麗さん、おめでとう!」
綾は、涙が出そうだった。
魅麗の、人生の話や、これまでを、綾は知っていたから。
魅麗は、思っていた。
ひとつの夢を実現するためにパリに行った。、パリから帰って、新しい命を授かったことを知り、魅麗は、これまでに味わったことのない幸せを知る。
魅麗にとって、夢の実現が、ひとつからふたつになった。
本当に、喜びいっぱいで。
でも、今思えば、不安がなかったと言ったら、嘘かもしれない。
不安という自覚がないだけで………
いや、
不安に思わないような癖が、無意識に身についたのかもしれない。
なんとなく言えた綾に、救われていたのだと、魅麗は、改めて知るのだった。
「あなたと出会えてなかったら、私は、心の支えを見つけられずに、今の私はなかったかもしれないわ。綾ちゃん。本当に、ありがとう。」
魅麗の、心底からの、今の素直な言葉だった。
綾は、思わぬ、魅麗からの言葉に、感激してしまって、言葉を失いそうになる。
「そんなことない。魅麗さんは、強い人だもの。芯の強い人だもの。こんな女性がいるんだぁって、母は強しだなぁって」
「そう?」
魅麗は、優しい笑顔をしている。
「あ、ユウくんは?」
「お店でお絵描きするーって言ってたけど、お眠になって、寝ちゃってる」
「そっか」
「綾ちゃん、今日のために、マッシュルームのスープを作ったの。後で、皆さんと食べてね」
「わぁー!楽しみ!」
「ゆっくり見てって」
「うん」
綾は、楽しんでいる皆の所へいった。
お店の中に目をやった途端、目に飛込んできた光景に、綾は、声をあげて言った。
「こんなにお客さんがいっぱい。魅麗さん、おめでとう!」
綾は、涙が出そうだった。
魅麗の、人生の話や、これまでを、綾は知っていたから。
魅麗は、思っていた。
ひとつの夢を実現するためにパリに行った。、パリから帰って、新しい命を授かったことを知り、魅麗は、これまでに味わったことのない幸せを知る。
魅麗にとって、夢の実現が、ひとつからふたつになった。
本当に、喜びいっぱいで。
でも、今思えば、不安がなかったと言ったら、嘘かもしれない。
不安という自覚がないだけで………
いや、
不安に思わないような癖が、無意識に身についたのかもしれない。
なんとなく言えた綾に、救われていたのだと、魅麗は、改めて知るのだった。
「あなたと出会えてなかったら、私は、心の支えを見つけられずに、今の私はなかったかもしれないわ。綾ちゃん。本当に、ありがとう。」
魅麗の、心底からの、今の素直な言葉だった。
綾は、思わぬ、魅麗からの言葉に、感激してしまって、言葉を失いそうになる。
「そんなことない。魅麗さんは、強い人だもの。芯の強い人だもの。こんな女性がいるんだぁって、母は強しだなぁって」
「そう?」
魅麗は、優しい笑顔をしている。
「あ、ユウくんは?」
「お店でお絵描きするーって言ってたけど、お眠になって、寝ちゃってる」
「そっか」
「綾ちゃん、今日のために、マッシュルームのスープを作ったの。後で、皆さんと食べてね」
「わぁー!楽しみ!」
「ゆっくり見てって」
「うん」
綾は、楽しんでいる皆の所へいった。