I LOVE YOUが聴きたくて
シ~ン………
「やっぱりいないんだ」
綾は、帰ろうと思い、入口のドアを閉めようとした。と、そのとき、レジの奥の方から、何かのファンの様な音が聞こえてきた。
「ん?扇風機?…いや違うな、今、秋だもん。あ、温風機かな」
レジの奥には、魅麗の自宅の方へと続く上がり口があり、ちょっとしたスペースがある。
あまり、人の家に入るのは好きではないが、誰もいないお店に、変に思い心配していたので、綾は、入って見てみることにした。
レジの向こうには、目隠しとなったブラインドの仕切りがあった。
そのブラインドを、そっと上げてみる。すると、
「あぁ!」
見えた光景に、綾は、びっくりして声をあげる。と同時に、謎がとけて、笑いが込み上げてきた。
「なぁんだぁ~」
そこには、魅麗と怜(ユウ)が、仲良く添い寝をしている姿があった。
二人は、すやすやと気持ち良さそうに眠っている。
「なんだ、寝てるのー?」
綾は、驚きながらも安心して、胸を撫で下ろしながら、思わず、椅子に腰を下ろした。
そして、ひとり、呆れて笑う。呆れたやら、安心したやら。
「今日は、ハプニングだらけの日だなぁ」
綾は、笑った。
そんなことは知らない二人。綾の気とはよそに、仲良く寄り添って、すやすやと気持ち良さそうに熟睡しきっている。そんな魅麗と怜(ユウ)を見ながら、綾は、平和だなぁと思うのであった。
「やっぱりいないんだ」
綾は、帰ろうと思い、入口のドアを閉めようとした。と、そのとき、レジの奥の方から、何かのファンの様な音が聞こえてきた。
「ん?扇風機?…いや違うな、今、秋だもん。あ、温風機かな」
レジの奥には、魅麗の自宅の方へと続く上がり口があり、ちょっとしたスペースがある。
あまり、人の家に入るのは好きではないが、誰もいないお店に、変に思い心配していたので、綾は、入って見てみることにした。
レジの向こうには、目隠しとなったブラインドの仕切りがあった。
そのブラインドを、そっと上げてみる。すると、
「あぁ!」
見えた光景に、綾は、びっくりして声をあげる。と同時に、謎がとけて、笑いが込み上げてきた。
「なぁんだぁ~」
そこには、魅麗と怜(ユウ)が、仲良く添い寝をしている姿があった。
二人は、すやすやと気持ち良さそうに眠っている。
「なんだ、寝てるのー?」
綾は、驚きながらも安心して、胸を撫で下ろしながら、思わず、椅子に腰を下ろした。
そして、ひとり、呆れて笑う。呆れたやら、安心したやら。
「今日は、ハプニングだらけの日だなぁ」
綾は、笑った。
そんなことは知らない二人。綾の気とはよそに、仲良く寄り添って、すやすやと気持ち良さそうに熟睡しきっている。そんな魅麗と怜(ユウ)を見ながら、綾は、平和だなぁと思うのであった。