I LOVE YOUが聴きたくて
「そっかぁ」

綾は、理解した。

「魅麗さん」
「うん?」
「自分のお店を持つための勉強のために、パリに行ったんだよね。だから、日本に帰ってきた途端から、魅麗さんの人生は、走り出してるんだね」

「うん、そうだよ」

魅麗は、優しい眼差しで、笑った。
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