本当のきもち。
私はそれからおばさんと待ち合わせをして

お母さんのお墓に電車でいった

いく間はずっと沈黙で

なにかしゃべろうかと思ったけど

口が開かなくてなにもしゃべれなかった

だから窓ばかり見ていた

だんだん緑が多くなって

建物も小さくなっていく

そしてもうすぐつくというころには海まで見えてきた

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