本当のきもち。

惑わされる心

それから授業が終わり家に帰ってきた

「…ただいま」

私はシーンとした部屋に1人声をひびかせた

「ふっ…」

惨めだな…

何やってるんだ私

今まで帰ってきてただいまなんていったことなかったのに

それもこれもあの男南彼方のせい

私の一番敏感な言葉

「信じる」なんて言葉を言うからだ

私は空を信じていた

今でも空だけは信じている

きっと裏切らないって

でもそれは誰にも分からないことだと思っていた

それなのにあの男は私と同じ事考えてた

…ただそれだけ
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