本当のきもち。
「彼方……バイバイ」

私は落ちる瞬間にそういった

そして私は目を閉じて落ちた

でも汗でびっしょりの手が私の手首にがっしりついて

私の体を宙にうかせた

「……彼方」

「なにやってんだよ!死のうなんて考えるな!」

「いいの…もういいの疲れた」

「よくない!」

「だって私もう分からないお母さんと一緒の所へいく」

「まだ早い!俺はまだ香織といたい!」

「それだけで十分…香織って呼んでくれてありがとう」

私は手首の手をはずそうとした

「俺は絶対はなさない」
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