本当のきもち。
「香織ちゃんまたここで寝ちゃったのね」

そこには後ろでほほえんでるおばさんがいた

「はい…目が覚めたとき一番にお父さんの横にいたいんです」

「そう」

ちょっとした沈黙が続いた

私はおばさんがなにかいいたげだったけど黙ってた

聞きたくなかったから

でもおばさんは声をだしてこういった

聞きたくない言葉を

「ねぇ香織ちゃん」

「…なんですか?」

「…お父さんのことなんだけどね」

「…………」

「もういかしてあげようよ」

「………………」
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