本当のきもち。
それから私はなにがあったかはよくわからなかった

意識が朦朧としてなにも聞こえなかった

ただいつのまにか男の声はなくなってて

私は誰かの背中の上にいた

そこは雲の上にいるかのようにあったかくて

安心できた

誰だか分からなかった

けど私はこの背中に体をあずけ

眠りについてしまった
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