゚*BLACK。十゚ANGEL*。

「ままぁ~」

「どうした?」

「僕にはパパはいないの?」

「…どうした?急に…」

「今日ね…保育園でね、お友だちにねユイくんのパパはどんな人?って聞かれたから…わかんないって言ったら…本当はパパいないんでしょ!!って言われたの…」

いつかはこんな日が来ることはわかってた…

だけどいざ言われると困るなぁ…

「結斗…結斗のパパはいるよ?だけどね?結斗が産まれる前に…ママとパパはさよならしたの…ごめんね?さよならしちゃって…でもママは結斗のこと大好きだよ?世界で一番大好き!!」

アタシは頬を伝う涙を隠すようにして結斗を優しく抱き締めた…
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