*隣の席*



「開いた…」





「ほら、大丈夫だろ?」






宮内くんは悪戯っ子のような笑みを浮かべた





あたし達は、先生もいないし、カウンター席に座った





「宮内くんってイメージと全然違う…」





「俺、沢木田が思ってるほどいい人じゃねーよ。ってか、沢木田の中で俺ってどんなイメージなの?」





「んー…まず、ピッキングはしないな」





「はは、俺だって今日初めてやったんだけど」





「それであんなに簡単に開くもの?(笑)」





「開くんじゃない?ねぇ他には?」





「あ、ちょっとS?あとーよく笑う」






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