*隣の席*
それからもあたしの中の宮内くんをたくさん話した
宮内くんは笑って聞いてくれた。
…それで気付いた。
もう目が合うだけじゃヤダ。
あたし、宮内くんの隣に行きたい。
今まで、目が合うだけで嬉しかった。
それだけで浮かれてた
…でも、隣の席になって、
毎日話すようになって、
あたし、欲張りになっちゃったのかな?
今じゃ、宮内くんの彼女になりたいって思ってる。
近づけば近づくほど、
どんどん欲張りになる。