新撰組恋絵巻(完)
「~~っ」
さすがにこれ以上はまずい。
そう思った私は何とか総司を押し退けようと試みてみる。
……が、それは無駄な抵抗に終わった。
「もう!!誰が見てるか分からないのに…」
「誘ったのは神楽でしょ」
焦る私とは対照的に彼は飄々とした態度で平然と言い放つ。
「なっ…誘ってなんか」
「……続きは部屋でしようか?」
もちろん私がそれを拒否できるはずもなく、そのまま部屋まで運ばれた。
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