新撰組恋絵巻(完)




いやいや、そんなこと言われると照れるんですけど…!?









「……君に会えてよかったよ」








あの夜、総司に出会ったことから全てが始まった。








化け物と忌み嫌われてばかりだった私を受け入れてくれたのは他でもない人斬り集団と噂される新撰組だった。








「どうしたの?急に」







「ん~、ただ言いたくなっただけ」








「私だって総司に会えてよかったよ」







最初のうちはまさか自分が新撰組に入隊することになるとは思わなくて、ただ戸惑うだけだったけど。







気づけばそこは私にとってかけがえのない場所になっていた。








そしてこれからも私はずっとこの人の隣で生きていく。








……誰よりあなたを愛してます。









< 135 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop