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「ねぇ、何かあったの?湊のことそんなに嫌ってなかったじゃん」
「あたしだって、あんなこと聞くまでは、そこまでアイツのこと嫌いじゃなかったわよ。和樺の彼氏として認めてた」
「あんなこと・・・?」
「・・・・・和樺は知らない方がいいよ」
そう言い残して菜乃香は席を立ってしまった。
どういうこと?
その時、頭の中にあの時の菜乃香の表情が浮かんできた。
「あんなことって・・・何か聞いたの?でも、昨日だって湊は」
あたしは考えを消すように頭を振った。
でも1日、気になって仕方なかった。