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10日前─────────



「湊<ミナト>、おはよう!」



玄関から出て湊の胸に飛び付くあたし。



そんなあたしを笑いながら受けとめてくれる湊。




「おはよう、和樺<ワカバ>。今日は時間通りだったね」


「ちゃんと目覚ましかけたからね」



昨日は目覚ましに気付かなくて、湊と一緒に危なく遅刻するとこだった。




「ま、俺は和樺とだったら遅刻しようが休もうが構わないけどね」


「きゃっ!もう湊・・・」




突然抱き寄せられ、頬にキスされた。





いつもこんな感じで、湊はあたしをからかう。



でも、そのたびにあたしは湊にドキドキしてどんどん惹かれていくんだ。







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