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「お誕生日、おめでとう。湊」


「ありがとう。今までで一番嬉しい誕生日だよ」


「よかった・・・」




ベッドの中で腕枕をしながら、あたしの髪に指を通す湊。



汗で乱れる湊の髪の毛に、顔が熱くなってくる。




「ハハッ、和樺はホント可愛い。顔が赤くなってるぞ」


「えっ!や、あの・・・」



恥ずかしくて、思わず頭まで布団の中に隠れた。



「キャッ!!」


「もう逃がさないよ」



湊まで布団の中にもぐってきて、抱きしめられた。


直に肌の体温が伝わってくる。



「温かいな、和樺」


「うん。湊も温かい。安心する」


「ずっとずっと、そう思ってもらえるようにするから」


「え?」


「和樺が安心して頼れるような信頼されるような男でいるから、いつまでも、俺と一緒にいてね」



湊の言葉に、あたしは目に涙があふれてきた。


何度も頷くと、湊は優しくキスをしてくれた。






「ねぇねぇ」


「なぁに?」


「もう一回シよ?」


「っ!?み、湊?」


「だって体が・・・・・」


「っ!!!!???」



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