Bet
カフェにて―――――――――・・・
学校帰りに、湊とあたしと菜乃香は近くのカフェに寄った。
「そうだったんだ。あのときの会話を和樺に聞かれてたのね」
菜乃香は、偶然湊が友達にいじられていたのを聞いて、怒ってたみたい。
菜乃香が怒ってた時のあの表情は、あたしが友達に嫌がらせを受けた時に一度だけ見たことがあったから、あたしがらみで怒ってるのかな?って思ってたけど。
「あいつらに、賭けから始まったくせにっていじられてたんだよ。それであの時ちゃんと弁解して、和樺とのこと認めてもらったんだよ」
「だからカフェオレあげたわけよ」
「そっか。っていうか、認めてくれたの?菜乃香?」
「ま、仕方ないじゃん。土下座までしてきたんだがら」
「えええぇ!?」
驚いて顔を見れば、湊は苦笑いしていた。
「本気が伝わってきたから許したのよ。これで別れたなんて言われたら、今度こそ殺すわよ」
「ハハ、菜乃香ちゃんが言うと、冗談に聞こえないから恐いよ」
「冗談なわけないじゃん。和樺のヴァージン奪ったんでしょ?責任取りなさいよ」
ヒャーーーーー!!!
公共の場で言わないで〜〜〜〜!!!!
「奪ったなんて人聞きの悪い。同意の上だと思うけど?ね?和樺」
ジリジリ詰め寄る二人に、あたしの叫び声が響いた。
「もう、バカ!あたしにふらないで〜〜〜〜〜!!!!」
Fin
学校帰りに、湊とあたしと菜乃香は近くのカフェに寄った。
「そうだったんだ。あのときの会話を和樺に聞かれてたのね」
菜乃香は、偶然湊が友達にいじられていたのを聞いて、怒ってたみたい。
菜乃香が怒ってた時のあの表情は、あたしが友達に嫌がらせを受けた時に一度だけ見たことがあったから、あたしがらみで怒ってるのかな?って思ってたけど。
「あいつらに、賭けから始まったくせにっていじられてたんだよ。それであの時ちゃんと弁解して、和樺とのこと認めてもらったんだよ」
「だからカフェオレあげたわけよ」
「そっか。っていうか、認めてくれたの?菜乃香?」
「ま、仕方ないじゃん。土下座までしてきたんだがら」
「えええぇ!?」
驚いて顔を見れば、湊は苦笑いしていた。
「本気が伝わってきたから許したのよ。これで別れたなんて言われたら、今度こそ殺すわよ」
「ハハ、菜乃香ちゃんが言うと、冗談に聞こえないから恐いよ」
「冗談なわけないじゃん。和樺のヴァージン奪ったんでしょ?責任取りなさいよ」
ヒャーーーーー!!!
公共の場で言わないで〜〜〜〜!!!!
「奪ったなんて人聞きの悪い。同意の上だと思うけど?ね?和樺」
ジリジリ詰め寄る二人に、あたしの叫び声が響いた。
「もう、バカ!あたしにふらないで〜〜〜〜〜!!!!」
Fin