夏空の下で笑う君へ
新しく通う学校に着いた
これから1年間お世話になるだろう教室に入る
まだ誰も来てない
教室に並ぶイスの名前を見て時間をつぶした
この学校は2つの小学校の生徒が来ているので
知ってる名前が半分
知らない名前が半分
そんなことをしてるとだんだん人が集まってきた
ざわざわざわ....
いろんなとこから話し声が聞こえる
(うっせーな、静かにしろよ)
イライラしてると後ろから声をかけられた
勇 「空って3組か?」
空 「おう、勇人も?」
勇 「だぇ、よろしくな!」
空 「よろしく!」
(よろしくって...めんどいわぁ)
小学校時代のダチとの再会(?)
ま、俺はあんま仲良くしたつもりはないんだけど
むこうはもう友達気分みたいで
勇 「あっそーいえば
俺らの1こ上の学年にめっちゃ可愛い人がいるらしーで」
空 「マジ?」
(ナイス!友達くん!笑)
勇 「ちょっと見に行ってみよ...」
担 「はい、みんな席ついてー」
勇人の話をさえぎるように担任らしき人物が入ってきた
あんだけ喋っていた他の生徒も席につき始めている
自分の席についた俺は
(真ん中かよ...)
窓側の席がうらやましくそっちばっか見てた
先生が何を言ってたかあんま聞いてなかったけど
ま、なんとかなるっしょー♪
みたいな軽いテンションで入学式を終えた
部屋のドアを開ける
やっぱ我が家は落ち着く
今日あったことを思い出していると
いつの間にか深い眠りについた