過去になにがあろうと生きなければならない


そこからお母さんの行動ははやかった

体を暖めるためすぐお風呂に入れた


お湯の中につかってる私に聞いてきた

「お父さんに殴られたりした?」


でもそれを言われた私は泣きだしただけだった

「正直に話しても誰も怒らんから」

そう優しく言ったお母さんに

私はただ黙って頷くだけだった


お風呂から上がり虐待に気づいたおばあちゃんに連絡をした

「おばあちゃんが言う通り虐待しとった」

「やっぱり。おばあちゃんの言う通りか…。っで美恵子あんたどうするん?」


「離婚する。これ以上子供に辛い想いさせたくないから。っでおばあちゃんに聞きたいんだけど離婚届け持ってない?」

「もしかしたらと思って役場からもらってきといたよ」

「さすがおばあちゃん!バイクで持ってきてくれん?」

「いいよ。そのかわりに私にも話をさせて」

「わかった。んじゃ待っとるから」

「はーい」

この時お母さんは
用意周到なおばあちゃんに感謝したって言ってた
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