わたしの好きな男の、恋のはなし。
**
「いらっしゃいませ〜!」
バイト先のカフェは、休日でもないのに異様に混んでいた。
ガヤガヤと賑やかな店内。目がチカチカするほど色とりどりの服装。
もともとなくなっていたやる気が、さらにそがれる。
あー。帰りてー。
なんだってみんなわざわざ人混みに出てきて慌ただしい店で食べるのかなぁ。
そんな言うほどおいしくないだろ、この店。
そんなこと思ってても、顔に浮かぶのは100点満点の営業スマイル。あー女の子って怖い。
「真菜ちゃん、3番テーブル持ってって〜」
「あ、はーいっ!!」
トレーにお客様に出すコーヒーをのっけながら、チラッと窓際の席の方を見た。
床に片ヒザをついて注文をとる新縄さん。
そのテーブルの女の子たちも、心なしかふわふわと浮わついているように見える。
…ふーんだ。
いくら色目使ったって、新縄さんには同棲中の彼女がいるんですよーだ。
べっつにぃ?よーく見てみれば新縄さんなんてそんなたいした男じゃ…
…あー、うん、やっぱかっこいいわ。
「いらっしゃいませ〜!」
バイト先のカフェは、休日でもないのに異様に混んでいた。
ガヤガヤと賑やかな店内。目がチカチカするほど色とりどりの服装。
もともとなくなっていたやる気が、さらにそがれる。
あー。帰りてー。
なんだってみんなわざわざ人混みに出てきて慌ただしい店で食べるのかなぁ。
そんな言うほどおいしくないだろ、この店。
そんなこと思ってても、顔に浮かぶのは100点満点の営業スマイル。あー女の子って怖い。
「真菜ちゃん、3番テーブル持ってって〜」
「あ、はーいっ!!」
トレーにお客様に出すコーヒーをのっけながら、チラッと窓際の席の方を見た。
床に片ヒザをついて注文をとる新縄さん。
そのテーブルの女の子たちも、心なしかふわふわと浮わついているように見える。
…ふーんだ。
いくら色目使ったって、新縄さんには同棲中の彼女がいるんですよーだ。
べっつにぃ?よーく見てみれば新縄さんなんてそんなたいした男じゃ…
…あー、うん、やっぱかっこいいわ。