SWEETLIFE~オレ様アイドルと同居!?~
「えっ?」
突然雨が止んだ。
あたしは不思議に思い、上を見上げた。
そしてそこには、傘をさし、制服を着た男の子が立っていた。
あたしよりは年上っぽい。
今までに見たことがないくらい顔が整っていて、蜂蜜色の髪が王子様みたいで……
一言で言うと………とてもカッコイイ。
あたしが見とれていると、
「こんなとこにいると風邪引くぞ。
ほら、傘やるから立てよ」
イケメンな?男の子はあたしに傘を差し出した。
「えっ…でも…」
「いいから。オレ、車だし」
「ありがとう…ございます…」
そして傘を受け取ったあたしが持ってる地図に気付いたのか、
「ここに行きたいのか?」
「あっはい…。」
「ここなら、こっから真っ直ぐ行って信号右に曲がればすぐだ。」
道案内までしてくれた。