永久の灯火†久遠の祈り
楽しい夕食を終え、寮の自室に戻った莉人は制服からラフな服装に着替えた。
「あれ?そういえばレオどこに行った?」
寮に帰ってきた直後、心優に食堂へ連れて行かれ、すっかり忘れていた黒猫の存在を思い出した。
部屋を見回して見るがレオの姿はない。
「おーい、レオー」
『呼んだし?』
ベッドの下を覗き込んでレオを探していた莉人は上からの不意打ちの声に思わず頭をぶつけた。
「イッター!」
頭を抑えながらベッドの下から頭を出した。莉人はぶつけた箇所を押さえ、目に涙をためながらベッドの上から何食わぬ顔でこちらを見ている黒猫を睨んだ。
「せめて目の前に出てくるとかさ、他にも出方はあっただろ?」
『呼んだから応えただけだし。頭をぶつけたのは自己責任だし』
レオはフンッとそっぽをむく。
莉人はため息を吐いて立ち上がり、そのままベッドの上に腹ばいになって寝転んだ。
「まあそれは良いとして、今までどこにいたんだ?部屋に帰ってきたときにはいなかっただろ?」
『星霊はいつでも具現化してるわけじゃないし。具現化している間は常に微量の魔力が消費されるし。だから用がない時は還るし』
「それはつまり召喚獣が役目を終えて帰っていくってところか?」
『そんなところだし』
莉人は「ふーん」と言ってベッドの上でゴロリと転がり、仰向けになった。
「あれ?そういえばレオどこに行った?」
寮に帰ってきた直後、心優に食堂へ連れて行かれ、すっかり忘れていた黒猫の存在を思い出した。
部屋を見回して見るがレオの姿はない。
「おーい、レオー」
『呼んだし?』
ベッドの下を覗き込んでレオを探していた莉人は上からの不意打ちの声に思わず頭をぶつけた。
「イッター!」
頭を抑えながらベッドの下から頭を出した。莉人はぶつけた箇所を押さえ、目に涙をためながらベッドの上から何食わぬ顔でこちらを見ている黒猫を睨んだ。
「せめて目の前に出てくるとかさ、他にも出方はあっただろ?」
『呼んだから応えただけだし。頭をぶつけたのは自己責任だし』
レオはフンッとそっぽをむく。
莉人はため息を吐いて立ち上がり、そのままベッドの上に腹ばいになって寝転んだ。
「まあそれは良いとして、今までどこにいたんだ?部屋に帰ってきたときにはいなかっただろ?」
『星霊はいつでも具現化してるわけじゃないし。具現化している間は常に微量の魔力が消費されるし。だから用がない時は還るし』
「それはつまり召喚獣が役目を終えて帰っていくってところか?」
『そんなところだし』
莉人は「ふーん」と言ってベッドの上でゴロリと転がり、仰向けになった。