永久の灯火†久遠の祈り
6.授業開始
昨日と同様、レオに起こされ、心優に連行されて食堂で朝食を食べ終えた莉人は教室へと向かっていた。
教室の位置を知らない莉人は心優の案内に従って歩いている。
「ここが一年生の教室」
廊下を歩いていると、心優は突然立ち止まりそう言った。
城のような外観と違うことなく、校内は学校という雰囲気ではない。それは教室の扉にも表れていた。細部まで丁寧に装飾された観音開きの扉が目の前にそびえ立っている。
心優は躊躇うことなくその扉を開け、中に入っていく。莉人も後に続くが、一歩足を踏み入れたところで立ち止まった。
中は一般的な学校の教室とは異なっていた。前方に黒板と教卓があり、段差のついた机が並んでいる。大学でよくある講義室を小さくしたようなものだった。
「なーに突っ立ってんだ?」
「出入り口に立たれると邪魔だな」
教室の入口でぼけーっとしていると背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あ、おはよ。壱夜に倫縷」
莉人は振り向き、声の主である壱夜と倫縷に挨拶をした。
教室の位置を知らない莉人は心優の案内に従って歩いている。
「ここが一年生の教室」
廊下を歩いていると、心優は突然立ち止まりそう言った。
城のような外観と違うことなく、校内は学校という雰囲気ではない。それは教室の扉にも表れていた。細部まで丁寧に装飾された観音開きの扉が目の前にそびえ立っている。
心優は躊躇うことなくその扉を開け、中に入っていく。莉人も後に続くが、一歩足を踏み入れたところで立ち止まった。
中は一般的な学校の教室とは異なっていた。前方に黒板と教卓があり、段差のついた机が並んでいる。大学でよくある講義室を小さくしたようなものだった。
「なーに突っ立ってんだ?」
「出入り口に立たれると邪魔だな」
教室の入口でぼけーっとしていると背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あ、おはよ。壱夜に倫縷」
莉人は振り向き、声の主である壱夜と倫縷に挨拶をした。