永久の灯火†久遠の祈り
未だ呆然と突っ立っている莉人の隣にやってきた心優は莉人の顔を覗き込んだ。
「どーしたの?」
「いや、予想してた教室と違うから……」
今まで通っていた高校の教室を予想していた莉人にとってこの教室は予想外だったようだ。
「この学校に普通を求めちゃダメだよ♪なんてったって魔法学園なんだから!」
人差し指を立てて可愛くウインクする心優。
「…………」
それを見てパチパチと瞬きをする莉人。
「さーて、あたしの席はどこかなー」
莉人は何事もなかったかのようにくるりと向きを変え、自分の席を探し始めた。
と言っても席順は決まっておらず、生徒たちは各自好きな場所に座っている。
「倫縷、一番後ろ空いてるぞ!」
同じポーズのまま止まっている心優の横を壱夜と倫縷が通り過ぎていく。
「何故教室でもお前の隣に座らなければならないんだ」
「冷たいこと言うなよ。トモダチだろ!?」
「お前ら男同士でいちゃつくな。キモチワルイ」
その様子を目の当たりにした莉人は白い目で二人を見ていた。
「ちょっとー!無視しないでよー!」
固まっていた心優は我に返り赤面しながら三人の後を追った。
「どーしたの?」
「いや、予想してた教室と違うから……」
今まで通っていた高校の教室を予想していた莉人にとってこの教室は予想外だったようだ。
「この学校に普通を求めちゃダメだよ♪なんてったって魔法学園なんだから!」
人差し指を立てて可愛くウインクする心優。
「…………」
それを見てパチパチと瞬きをする莉人。
「さーて、あたしの席はどこかなー」
莉人は何事もなかったかのようにくるりと向きを変え、自分の席を探し始めた。
と言っても席順は決まっておらず、生徒たちは各自好きな場所に座っている。
「倫縷、一番後ろ空いてるぞ!」
同じポーズのまま止まっている心優の横を壱夜と倫縷が通り過ぎていく。
「何故教室でもお前の隣に座らなければならないんだ」
「冷たいこと言うなよ。トモダチだろ!?」
「お前ら男同士でいちゃつくな。キモチワルイ」
その様子を目の当たりにした莉人は白い目で二人を見ていた。
「ちょっとー!無視しないでよー!」
固まっていた心優は我に返り赤面しながら三人の後を追った。