永久の灯火†久遠の祈り
「ミッションは絶対に遂行する!邪魔するなら容赦しないから!!」

『我を敵に回すと言うのか。愚かだな』

侮辱の言葉にユノの顔が歪む。

「何の星霊か知らないけど、このユノ様に喧嘩売ったこと後悔させてやる!」

ユノが前に手を突きだすと、そこから光が発生し、円を描き出した。その光が紋様を描き終わると、ユノは喚起の言葉を叫んだ。

「貫け!『雷光の征矢』!!」

叫ぶと同時に円から八本の雷の矢が飛び出した。

『雷の下級昇華魔法か』

矢が標的に向かい駆け抜ける。それを構えもせずに見ていた黒い獅子の口元がニヤリと歪んだ。

「ユノッ!!」

ゼロがユノを抱き寄せ氷の盾を形成させた直後、灼熱の炎が二人に襲い掛かった。

「ッ!!あたしの魔法が炎に打ち消された!?」

ユノは驚愕の表情を浮かべる。

「ユノの魔法を相殺したってことは、中級以上の星霊ってことになりますね」

「その通り」

二人の背後から低い女性の声が響いた。



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