永久の灯火†久遠の祈り
四人が他愛もない話をしていると、疎らながら生徒が増え始めた。

「あ、もう夕食の時間かー」

心優が時計を見て呟いた。時計は5時半を指している。

「夕食?早くないか?」

「早くないよ。夕食は5時半から9時半までだからもう食べれるし」

そう言って心優はまたクッキーを頬張った。

「朝食は6時から9時まで。昼食は11時半から14時半までだ。時間内ならいつでも食べられる。その他の時間も開放されているが、頼めるメニューは軽食のみになる」

「へー」

倫縷の説明に莉人は感心したように頷いた。





その後四人は会話を挟みながら夕食を摂り、自室に戻った。










~自室~

「あー、今日は色々ありすぎて疲れたー」

部屋に入るなり莉人はベッドの上に倒れ込んだ。

「魔法とか、しゃべる猫とか、隣人とか、金髪ハイテンション男とか、無愛想男、とか……」

それだけ言うと規則正しい寝息をたて始めた。

その様子に黒猫は苦笑いしていた。

『これからもこんな平和な日々が続いてくれればいいのだがな……。おやすみ、リヒト』

レオはソファーの上で丸くなり眠りについた。



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