永久の灯火†久遠の祈り
3.能力テスト
「……ん~……」
寝ぼけ眼の莉人がのっそりと起き上がった。
「なんかリアルな夢、だった気がする……」
莉人はまだ覚醒していない頭でうっすら覚えている夢のことを考えていた。
鮮明に思い出そうとすると何故か胸が苦しくなる。
それに、思い出そうとするのを拒むように靄がかかってしまう。
『リヒト、おはようだし』
いつの間にかベッドの上にレオが乗っていた。
「…………猫がしゃべ」
『るのは当たり前だって昨日教えたし』
レオはまだ寝ぼけている莉人の手の甲に爪を立てた。
「……い、痛っ!」
莉人は痛みでやっと目覚めた。
「何してんだよ!」
『寝ぼけてるリヒトが悪いし』
レオは悪びれる様子もなくプイッとそっぽを向いた。
「猫のくせに生意気」
そう言って莉人はベッドから下りて、大きく伸びをした。
「あれ?そう言えば服って……」
『クローゼットの中に制服があるはずだし』
レオの言葉通り、クローゼットを開けると制服一式と数着の服が収められていた。
「これが制服かー」
莉人はクローゼットから制服を取り出した。
寝ぼけ眼の莉人がのっそりと起き上がった。
「なんかリアルな夢、だった気がする……」
莉人はまだ覚醒していない頭でうっすら覚えている夢のことを考えていた。
鮮明に思い出そうとすると何故か胸が苦しくなる。
それに、思い出そうとするのを拒むように靄がかかってしまう。
『リヒト、おはようだし』
いつの間にかベッドの上にレオが乗っていた。
「…………猫がしゃべ」
『るのは当たり前だって昨日教えたし』
レオはまだ寝ぼけている莉人の手の甲に爪を立てた。
「……い、痛っ!」
莉人は痛みでやっと目覚めた。
「何してんだよ!」
『寝ぼけてるリヒトが悪いし』
レオは悪びれる様子もなくプイッとそっぽを向いた。
「猫のくせに生意気」
そう言って莉人はベッドから下りて、大きく伸びをした。
「あれ?そう言えば服って……」
『クローゼットの中に制服があるはずだし』
レオの言葉通り、クローゼットを開けると制服一式と数着の服が収められていた。
「これが制服かー」
莉人はクローゼットから制服を取り出した。