永久の灯火†久遠の祈り
「広っ!」
莉人たちが入った506という実習室は、外見からは想像もできないほど広い部屋だった。
「そりゃそーさ。506は一番広い実習室だからな」
「へぇー」
莉人は部屋中を見渡した。
「この部屋にも魔法がかけられてるのか?」
壁や天井が仄かな光を放っていることに気づき、指をならしたり首を回したりしてウォームアップをしている京一に尋ねた。
「当たり前だろ。魔法がなきゃ古すぎて使い物にならないさ」
「それに魔法の力がなければ、敷地内にこれ程広い部屋を複数作ることは難しいでしょうね」
京一と紗奈の回答に「ふーん」と応え、莉人は壁に背を預けた。
そこに痴話喧嘩を終えた心優がやって来た。しかし、相手の壱夜の姿はない。
「壱夜は?」
「氷漬けにしてやったッ♪」
笑顔の心優を見て、顔をひきつらせ少しだけ壱夜に同情する莉人だった。
莉人たちが入った506という実習室は、外見からは想像もできないほど広い部屋だった。
「そりゃそーさ。506は一番広い実習室だからな」
「へぇー」
莉人は部屋中を見渡した。
「この部屋にも魔法がかけられてるのか?」
壁や天井が仄かな光を放っていることに気づき、指をならしたり首を回したりしてウォームアップをしている京一に尋ねた。
「当たり前だろ。魔法がなきゃ古すぎて使い物にならないさ」
「それに魔法の力がなければ、敷地内にこれ程広い部屋を複数作ることは難しいでしょうね」
京一と紗奈の回答に「ふーん」と応え、莉人は壁に背を預けた。
そこに痴話喧嘩を終えた心優がやって来た。しかし、相手の壱夜の姿はない。
「壱夜は?」
「氷漬けにしてやったッ♪」
笑顔の心優を見て、顔をひきつらせ少しだけ壱夜に同情する莉人だった。