永久の灯火†久遠の祈り
莉人のまわりに心優、壱夜、倫縷が集まり莉人の無事を喜んでいるなか、京一が紗奈に寄り添った。
「どういうことだと思います?」
紗奈は莉人から目を逸らすことなく京一に尋ねた。
「あれは俺の魔法でも、坂城の魔法でもない。となると、一番可能性が高いのは夏木だな」
「もしあの魔法が夏木さんのものだとすると、詠唱破棄で高速発動させたことになります」
そう言って紗奈は京一の方を向いた。
「だが、詠唱破棄するためには一度その魔法を使っていることが絶対条件だ。夏木は初心者なんだろ?魔法に触れて間もないようなやつができる訳がない」
「……夏木さんは、一体何者なんでしょうか」
その時、窓辺に一羽の黒い鳥が音もなく降り立った。
『夏木莉人』
その鳥の声で全員が振り向いた。
「どういうことだと思います?」
紗奈は莉人から目を逸らすことなく京一に尋ねた。
「あれは俺の魔法でも、坂城の魔法でもない。となると、一番可能性が高いのは夏木だな」
「もしあの魔法が夏木さんのものだとすると、詠唱破棄で高速発動させたことになります」
そう言って紗奈は京一の方を向いた。
「だが、詠唱破棄するためには一度その魔法を使っていることが絶対条件だ。夏木は初心者なんだろ?魔法に触れて間もないようなやつができる訳がない」
「……夏木さんは、一体何者なんでしょうか」
その時、窓辺に一羽の黒い鳥が音もなく降り立った。
『夏木莉人』
その鳥の声で全員が振り向いた。