永久の灯火†久遠の祈り
「今まで一度も疑わなかったわけじゃない。むしろ今回のことで謎が解けた」
莉人は頭を下げている母親の肩を掴み、顔を上げさせた。
「だから、謝らなくていい。父さんも顔を上げてくれ」
その言葉に父親もゆっくり顔を上げた。
「莉人、お前を守るためには過去のすべてを隠蔽するしか方法が残っていなかったのだ。結果的に騙すような形になってしまってすまない……」
今度は学園長までもが頭を下げた。
「いや、そこまで謝られても困るんだけど」
次々に謝られ、莉人は慌てていた。
「何か知らないけど、守ってくれたんだろ?だったら謝る必要なんてない」
そう莉人が言うと、学園長は目を伏せた。両親も気まずそうに目を逸らしている。
その意図がわからず、莉人は首を傾げた。
両親は互いに顔を見合わせ、何かを決めたように頷いた。
「……鞠亜様。こうなってしまった以上莉人にも本当のことを教えるべきだと思います」
莉人は頭を下げている母親の肩を掴み、顔を上げさせた。
「だから、謝らなくていい。父さんも顔を上げてくれ」
その言葉に父親もゆっくり顔を上げた。
「莉人、お前を守るためには過去のすべてを隠蔽するしか方法が残っていなかったのだ。結果的に騙すような形になってしまってすまない……」
今度は学園長までもが頭を下げた。
「いや、そこまで謝られても困るんだけど」
次々に謝られ、莉人は慌てていた。
「何か知らないけど、守ってくれたんだろ?だったら謝る必要なんてない」
そう莉人が言うと、学園長は目を伏せた。両親も気まずそうに目を逸らしている。
その意図がわからず、莉人は首を傾げた。
両親は互いに顔を見合わせ、何かを決めたように頷いた。
「……鞠亜様。こうなってしまった以上莉人にも本当のことを教えるべきだと思います」