永久の灯火†久遠の祈り

「あ！莉人、お帰りー！」

レオに連れられて寮に帰ってきた莉人は、笑顔の心優に出迎えられた。

「心優？何でこんなところにいるんだ？」

莉人は首を傾げながら心優に尋ねる。
何しろ心優がいたのは寮のエントランス。その端にちょこんと座っていた。

「莉人を待ってたの！」

「こんなところで？」

「うん。ダメだった？」

「いや、ダメってわけじゃないけど……」

心優は返答に困っている莉人の腕をいきなり掴んだ。

「えっ！？な、何？」

突然のことに当然ながら慌てる莉人。

「ねぇ莉人、お腹空いてる？空いてるよね？じゃあ食堂行こう！」

「えぇ！？何も言ってないんだけど！」

相変わらず強引な心優に連れられ、半ば強引に連行される莉人であった。