永久の灯火†久遠の祈り
「あっ、壱夜たちだ!」
食堂に入るなり、心優は一角に壱夜と倫縷が座っているのを見つけた。
心優の声に気付き、壱夜が入口にいる心優と莉人に向かって手を振る。
「行こっ!」
心優は莉人の手を引きながら二人のもとへ向かう。
「莉人、何の呼び出しだったんだ?」
席に着くなり、壱夜が身を乗り出し斜め前に座った莉人に尋ねた。
壱夜の隣に座った心優が「邪魔っ!」と言いながら壱夜をはたく。
はたかれた壱夜は渋々ながら元の場所へ戻った。
「で?」
座り直した壱夜は再び莉人に問いかけた。
「えーっと、両親が来てて、記憶の謎が解けた」
莉人の答えに心優と壱夜がポカーンとしている。莉人の隣に座っている倫縷だけが無表情でコーヒーを飲んでいた。
「記憶の謎ってなんだ?」
まだポカーンとしている壱夜が尋ねる。
「6年くらい前かな?あたしの記憶が始まるのは。それ以前の記憶がないんだ」
「それって、記憶喪失ってこと?」
「そう言うことになってる」
莉人は頷いた。
食堂に入るなり、心優は一角に壱夜と倫縷が座っているのを見つけた。
心優の声に気付き、壱夜が入口にいる心優と莉人に向かって手を振る。
「行こっ!」
心優は莉人の手を引きながら二人のもとへ向かう。
「莉人、何の呼び出しだったんだ?」
席に着くなり、壱夜が身を乗り出し斜め前に座った莉人に尋ねた。
壱夜の隣に座った心優が「邪魔っ!」と言いながら壱夜をはたく。
はたかれた壱夜は渋々ながら元の場所へ戻った。
「で?」
座り直した壱夜は再び莉人に問いかけた。
「えーっと、両親が来てて、記憶の謎が解けた」
莉人の答えに心優と壱夜がポカーンとしている。莉人の隣に座っている倫縷だけが無表情でコーヒーを飲んでいた。
「記憶の謎ってなんだ?」
まだポカーンとしている壱夜が尋ねる。
「6年くらい前かな?あたしの記憶が始まるのは。それ以前の記憶がないんだ」
「それって、記憶喪失ってこと?」
「そう言うことになってる」
莉人は頷いた。