4月1日
ヤバイ、息も吸っていなかったのに・・・。溺れる!
意味もなく海中でもがいていると、
「真海様、落ち着いて」と、声が聞こえた。夕夏さんだ。
「真海様、大丈夫ですよ。地上と同じですから」
え、何で普通に喋ってるの。夕夏さん。
「あれ・・」
というか、私、溺れていない。普通に息が出来る。
「何で?」
「詳しい話は後で。さあ、行きましょう」
あとであとで、って先延ばしされる質問が多すぎて、少し怒った私は頬をぷくっと膨らませた。それを見て、夕夏さんが微笑む。ああ、やっぱりイケメンはなにをしても様になる。
私たちの周りでは、こんなの日本にいたの!?って思わせるような色とりどりの魚たちが優雅に泳いでいた。
しばらく眺めて、夕夏さんに引っ張られているうちに、なにやら透明なドームのようなものが見えてきた。その周りには同じく透明の海中廊下みたいなのがあった。ちょうどドームをくるりと囲むドーナツみたいになっている。
夕夏さんはトランシーバーのようなものを取り出し、
『こちら防衛戦闘部第4班隊長、夕夏です。中川真海を連れて参りました』
と、報告していた。
そして私を振り返って、
「中に入りましょうか」
と言った。
意味もなく海中でもがいていると、
「真海様、落ち着いて」と、声が聞こえた。夕夏さんだ。
「真海様、大丈夫ですよ。地上と同じですから」
え、何で普通に喋ってるの。夕夏さん。
「あれ・・」
というか、私、溺れていない。普通に息が出来る。
「何で?」
「詳しい話は後で。さあ、行きましょう」
あとであとで、って先延ばしされる質問が多すぎて、少し怒った私は頬をぷくっと膨らませた。それを見て、夕夏さんが微笑む。ああ、やっぱりイケメンはなにをしても様になる。
私たちの周りでは、こんなの日本にいたの!?って思わせるような色とりどりの魚たちが優雅に泳いでいた。
しばらく眺めて、夕夏さんに引っ張られているうちに、なにやら透明なドームのようなものが見えてきた。その周りには同じく透明の海中廊下みたいなのがあった。ちょうどドームをくるりと囲むドーナツみたいになっている。
夕夏さんはトランシーバーのようなものを取り出し、
『こちら防衛戦闘部第4班隊長、夕夏です。中川真海を連れて参りました』
と、報告していた。
そして私を振り返って、
「中に入りましょうか」
と言った。