4月1日
私たちは今、とても大きくて豪華な扉の前にいる。ここは、署長の部屋らしい。コンコン、とドアをノックして、夕夏さんが言った。
「署長、中川真海さんを連れて参りました」
しばらくして、ドアの向こう側から「入っていいよー」という、まったりした声が聞こえてきた。
ドアを開けて、私たちは部屋の中へと入った。横の棚の上には大きな鮫の剥製とか、黄金の王冠とか、相当価値がありそうなものがずらりと並んでいた。
署長がにっこりして、私を見ていることに気が付いた。優しそうなおじいさんという感じだ。私は、はっとして言った。
「あの、中川真海です。宜しくお願いします」
署長は、穏やかに微笑んで言った。
「―殺せ」
その途端、ドアの向こうからたくさんの銃を持った人たちが私の周りを囲んだ。銃の向いている方向は、私だ。
「はっ・・・!?」
状況が分からない。何だこれ。いきなり、連れてこられたら、いきなり殺されるのか?思考回路がぐるぐる回って、ショートした。夕夏さんは無表情でこちらを見ている。
何で?助けてよ、夕夏さん!!!
カチッと、弾丸を押し出す音が聞こえた。いやだ、私ここで死ぬのか・・・?無意識のうちに、叫んでいた。
「死にたくない!!!!!」
そう言った瞬間、わたしを青い光が包んで、弾けた。
「署長、中川真海さんを連れて参りました」
しばらくして、ドアの向こう側から「入っていいよー」という、まったりした声が聞こえてきた。
ドアを開けて、私たちは部屋の中へと入った。横の棚の上には大きな鮫の剥製とか、黄金の王冠とか、相当価値がありそうなものがずらりと並んでいた。
署長がにっこりして、私を見ていることに気が付いた。優しそうなおじいさんという感じだ。私は、はっとして言った。
「あの、中川真海です。宜しくお願いします」
署長は、穏やかに微笑んで言った。
「―殺せ」
その途端、ドアの向こうからたくさんの銃を持った人たちが私の周りを囲んだ。銃の向いている方向は、私だ。
「はっ・・・!?」
状況が分からない。何だこれ。いきなり、連れてこられたら、いきなり殺されるのか?思考回路がぐるぐる回って、ショートした。夕夏さんは無表情でこちらを見ている。
何で?助けてよ、夕夏さん!!!
カチッと、弾丸を押し出す音が聞こえた。いやだ、私ここで死ぬのか・・・?無意識のうちに、叫んでいた。
「死にたくない!!!!!」
そう言った瞬間、わたしを青い光が包んで、弾けた。