素直になれないっ
 行き先は大きなショッピングモール。

 そこで買い物したりウィンドーショッピングしたりして今はアクセショップにいる。

「あっ、凜このピアスかわいくない?」

 そう言って美香はかわいらしい淡いピンクのハート型のピアスを手に取った。

「ほんと、かわいい」

「ハート型でいいよね」

「ええ!美香に似合うわ」

「そ?じゃあ、買ってくるね」

「うん、いってらっしゃい」

 そう言って美香はレジのほうにかけてった。

 よしっ私も行くか。

 商品を見ながらゆっくり歩く。

 ・・・ん、かっこいいなこのピアス。 

 それは銀色に輝くクロスのピアスだった。

 なんか飾られてなくてシンプルで私はスキだな・・・

「・・・・東雲に似合いそう・・・」

 ぼそりと小さくつぶやく。   

     へっ?

 わ、私今なんて・・・

 なんでこんな時に東雲が出てくんのよ!わけわかんない。

 ・・・もういいや!今のことは忘れよう!


 そうして私はピアスを置いて美香のもとに行った。


「ん?どしたの凜。顔赤いよ?」

「なっ、なんでもない!それより私お腹減った!甘いもの食べたい」

「あ~、そだねぇ。私もお腹減った!じゃあ、カフェに行きますか」

「ええ!行きましょう」

 私達はよく行くお気に入りのカフェ【メイリン】に行った。

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