素直になれないっ
「ねぇ凜。ぶっちゃけ今どうなの?」

「え?なにが?」

「だから東雲君の事よ!」

「ぶぅっ!!」

 私は思わず飲んでいたコーヒーを吹いてしまった。

「や~、きたないなぁ」

「だって美香が変な事言うからでしょ!?」

「変な事って、全然変じゃないでしょ!?凜と東雲君はお隣同士!部屋に来る仲!美男美女!最高じゃないの」

「べっ、別にそんな仲じゃ・・・」

 そう言いながら昨日の事を思い出した。 

「おっ、だんだん顔が赤くなってきたよ?なんかあったんでしょ?昨日。凜ってわかりやすいよね」

「ちっ、違うもん!!」

「ほら、白状しなさい」

「うぅ~」

 そう、美香も私と東雲の仲を知ってる一人なのだ!

 といっても碧と美香だけが知ってるのよね。
 
 そして昨日の事を私はすべて白状させられた・・・
 
 私の気持ちも。



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