素直になれないっ
 美香が帰ってからしばらくベットの上で東雲の特別を考えた。
 
 んー・・・私にとっての東雲・・・

 1 お隣さん

 2 背が高い

 3 年下

 4 生意気

 5 ・・優しい

 ありゃ・・・これ関係ある?

 まぁいいから考えよう。 

 ・・・でもあの時の東雲見たことないような顔だった。

 すごく真剣で切なそうで大人びた顔。

 いつもと違って大人の様で少しドキッとた。

 ・・・でも、一番覚えてるのはあいつの“唇の温度”

 熱くて、溶けてしまいそうな程熱く激しくて・・・まだあの熱を覚えてるみたい。

 あの時は“いや”という感情はまったくなかった。

 むしろ少しなんでか嬉しかった。

 でも訳がわかんなくて涙が止まらなくて東雲に勘違いさせちゃったかな・・・

   コンコン

 急に窓の方から音がした。
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