素直になれないっ

 ・・・悔しいぃぃ!!!

 なによあいつ年下のくせに・・・
 
 
 生意気で・・・

 強引で・・・

 ばかで・・・

 あほで・・・

 ほっとけなくて・・・

 あんなやつ好きにならないって思ったのに・・・

 ドキドキするもんかって思ってたのに・・・

 ドキドキしてる私がいる・・・

 あいつともっといたいって思ってる自分がいる・・ 
 
・・私・・・東雲が好きなのかな・・・?


 だから笑うの?
 だから涙を流すの?
 だから苦しくなるの?

 なんなんだろう。

 私の中で閉ざされていたのが開かれて行くみたい。

 堅くて開かないはずなのに東雲の手で開かれていく。

 こんなの初めてでよくわかんない・・・

 でも・・・これだけはわかった・・・

 これが“恋”なんだ 

 でも・・・認めたくない・・・

「・・・よりによってなんであんなやつなんか・・・
 これからどうすればいいのよ・・・ばかぁ・・・」

 こうして私はいつのまにか眠りにおちた。

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