素直になれないっ
とういうことであっという間に放課後になりました。

「・・・あの人達来るの・・・?」

「待っていよう・・・」

 ・・・・もう20分以上経ってんですけど・・・

 そもそも先輩を待たせるなんて・・・一発シメテヤロウカシラ・・・

 大体碧も碧よ!あまっ

 優し過ぎよ!

 だからあたしがちゃんとしないといけないのよ!

「や~遅れちゃってすいませーん」

 あたしが一人で愚痴っているとのん気に歩いてくる3人がいた。

 ・・・なんでだろ、すっごい腹立つ・・・

「あなたたち遅すぎよ!いったいいつまで待たせんのよ!!」

「まあまあ、落ち着け凛。遅れた事は反省しろよ、次はないぞ」

「は~い、すいませんでした~」

「じゃあ、行くわよ」 

 ぜんぜん反省していない3人を尻目にそそくさと歩いていく。

『凛先輩しつれーしま~す』

「ん、気をつけて帰るのよ」

『は~い』

 後輩達に声をかけられ応えていると

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