素直になれないっ
「わ~、ひっろ~い!流石私立」

「だな・・・サボるには最適だ・・」

「まっ、ただ広いだけだろ。俺はサボれるんならどこでもいいぜ」

 こっちが緊張していると裏腹に能天気な3人・・・

 言っとくけどあんた達のせいでここにいるんだからね・・・

「確かこっちだったよな・・・」

「え、右じゃなかった?」

 そんな3人を尻目に2人でせっせか歩いて行く。

「あっ、ここだ」

 少し迷ったけど生徒会室に着いた。

 緊張して体が少し強張る。

 碧が慣れた手つきでノックする。

「はい」

 中から人の声が聞こえる。

 扉が開くと碧と同じくらいの人が立っていた。




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