True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
信長は眉をひそめた

「はい…」
俺は全てを話した
本能寺で信長は死んだこと、金髪でも長髪でもなく髷だったこと
信長は貧しい人を救う人ではなかったこと
他にも蘭丸や光秀の性格など言った

「そうか…」
信長は下を向いた
何かこらえているようだ。震えている。

全く違うことにショックを受けているのだろう

そう思っていたとき、信長は顔を上げて笑った

「あっはっはっは!全く違うな!蘭丸の正義感強い性格は当たってるかも知れんがな!あっはっはっは!」

信長はしばらく笑っていた。

「面白いなっ!玲!しかし…」

信長から笑みが消えた。

「お前はどうやってここに来た?一番気になるな…」
真剣な顔に戻った


「家への帰り道の途中で不思議な光に包まれて、変な声が聞こえたんです。
そしたらここにいて…」

「変な声?何て言っていた?」

「確か…繋がったがどうとか…」

「なるほど…」
信長は続ける

「明らかにこの時代のやつの仕業だな。」

「え?」

驚きを隠せなかった。
< 11 / 80 >

この作品をシェア

pagetop