True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
………………

窓からは朝日が差し込んでいる




「やっぱりここか!」
蘭丸が武道場に入ってきた。

「お、蘭丸、光秀はどうした?」

「部屋で寝かせてます。一ヶ月もすれば治るでしょうね。てゆうかもう朝ですぜ?」

「何?そうか…それよりも蘭丸…こいつ」
そう言うと信長は、物凄い勢いで呼吸をする男を指差した。

「おい、やってみろ。」

「あ、はい。はぁはぁ…」
そう言うと玲は走り始めた

「何があったんです?」
蘭丸は走る玲を見ながら信長に聞いた

「とりあえず見てろ、」
信長が言う

「はぁ……え!?」
蘭丸は目を疑った。

先程まで走っていた少年が消えている。

「一体…」
どこを探してもいない。

すると蘭丸の目の前に玲が現れた。

「お前…まさか能力を?一日で?」

バタっ!!
玲は倒れてしまった。

「おい、大丈夫か?おい!!」

「伊達が未来人を呼んだ意味がわかったかもな…」
信長は玲に近付きながら言った


「織田さん?どういうことですか?」

「見ればわかるだろう、一日で瞬間移動の能力を得やがった…まぁまだ使うだけで体力のほとんどを吸われるし、制御も出来ないみたいだがな」
信長は玲の肩をとる。


「あり得ない…」
蘭丸はつぶやいた


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