True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
「あぁ、俺が未来から来たって言ったとき、俺の目見てましたもんね!」

「そうだよ、そんときも一緒さ!お前の心を読んだ。」

「なるほど…相手の心が読めるってことは信長さんに勝てるってわけですか?」

素朴に感じた疑問だ。

「大抵のやつには勝てるけど織田さんくらいになるとムリだな。」
蘭丸は急に真剣な表情をする

「なぜ?」

「わかってても避けられない、防げない、圧倒的な力の差さ。」

「なるほど…」

「もっと強くならなきゃならねぇ、玲、一緒に頑張ろうぜ!」

「お…おう!」

俺と蘭丸は力強く手を握りあった。

「あ、もうこんな時間か、昼飯だぞ!」
蘭丸は外を見て言った

「お前メシ全然食ってないもんな!早くいこうぜ!」
そういうと蘭丸は廊下を走りだした。

「早いよ、待てよー」
そんなことを言いながら俺はにやけていた。
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