True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
「てか、真田がこっちにいるから外に出ちゃだめじゃないの?」

「どこで襲われたって変わんないだろ?」
平然と蘭丸は言う

「はぁ…」
なんとなく返事をするしかなかった

「まぁ、こっから遠い場所でやるからそこまでは探しに来ないだろ。」
蘭丸は頭をかきながら言った

そして続ける
「よし、早く行こーぜ!」

出口に向かう蘭丸に玲はついていった。

……………………

屋敷を出てから1時間はたっただろうか
まだ着かない。

「まだ着かないの?」

「もうすぐ着くさ。」

辺りは木々で囲まれており、どうみても道と言える道を歩いていない。

玲は転ばないよう足場を確認しながら歩いていた

「ほら、着いた」

蘭丸に言われて前を見ると広場が広がっていた。

武道場よりも広い

「ここで刀の使い方教えるからな。」
蘭丸はそう言うと辺りに落ちていた木を拾っては見て、捨て、

また違う木を拾っては捨てるを繰り返していた
< 39 / 80 >

この作品をシェア

pagetop