True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
「あのさぁ、最近お前おかしいぞ?

お前が図書室で残って課題やって行こうって言ったんじゃんか。」

蝉の鳴き声が響き渡る細い道をゆっくり二人は歩いていた

「ごめん。なんか最近歴史に興味が…」

「それは前からだろうが!」
被せぎみに友人は言った

「いや、前以上だ。なんか常に調べてないとダメな気がして…」
そういう玲の顔にはいつもの笑顔ではなく、不安な表情が浮かび上がっていた


「考えすぎだよ。疲れてるんだって。とりあえず今日は早く寝ろよ?」

「ありがと。拓也。」

「じゃあまた明日な!」
そういうと拓也は足早に去っていった。

もう8時を回ってる


俺も急がなくちゃ、親がうるさいからな。




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