True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
「いってぇ…」
そう言いながら玲は起き上がった

相手は戦国時代の武将だぞ?

勝てるわけがない

「まだやってないんだからわからないぞ?最初から諦めるなよ。」
玲の心は簡単にも蘭丸の能力により読まれている

「ちょっと待ってよ、能力使われたら攻撃が読まれて絶対勝てねぇじゃん…」
玲は文句を言う

「戦い中は使わないから安心しろ。ほら、来いよ!」
手招きをする蘭丸

ダメ元だ!いってやる!

「おらぁぁぁぁ!!」
玲は叫びながら蘭丸に走っていった。

蘭丸に向かって木の棒を突き刺すと見事に当たった。
「ぐっ…」

「やった、当たった!」
玲の喜びもつかの間、
目の前の蘭丸は消えていた。

「連続で二発だっつてんだろ?」

上を見上げると蘭丸はまたもや棒を振りかざしていた

「あ……」

しまった!

蘭丸は先程と同様に玲の頭を叩き、そのまま背中を叩いた。

「ぐえっ」
手を前につき玲は倒れずにすんだ。

「一発目はわざと当たってるんだから、二発目を忘れんなよな。」

やっぱりわざとかよ…


< 41 / 80 >

この作品をシェア

pagetop