True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
「話は聞いてるよ。よろしく!」

「よろしくお願いします」

短髪がよく似合っているな

なんだかイメージ通りの優しそうな人だ

「あ、あの、蘭丸のところに行ってきていいですか?」
玲は信長に聞く

「あぁ、行ってこい、夕食までには戻れよ」

「はい」
返事をすると玲はすぐに部屋を出ていった。


「しかし驚いたな…玲が瞬間移動して蘭丸を助けたなんてな…1週間も経たないうちにこんな成長をするとは」
信長は感心していた。

「そうですね」
秀吉は頷く

「瞬間移動?」
長政は驚く

「あぁ、あいつが瞬間移動していなければ蘭丸は殺されていたかもしれなかったんだ…お前が来るための時間稼ぎにもなったしな」

「なるほど…彼の成長が楽しみですよ」
長政は笑顔で言った


…………………


「どうした玲?」
布団の上で寝ていた蘭丸は体を起こした

「あ、体起こさなくていいよ、寝たまんまで。」

「悪いな」
蘭丸はまた体を倒した

「お市さんは?」

「外に出掛けていったよ、薬を買いにじゃないかな?」

「ふうん」

「あのさ、玲…」
蘭丸の声はいきなり小さくなった

「なに?」

「助けてくれてありがとな、お前のおかげだ」
照れくさそうに蘭丸は言った
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