True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
……………………

「じゃあ始めっか!」
蘭丸は刀を構えた

「おぅ!!」
玲はそう言うと走り始め、消えた

「いきなりか…」
蘭丸は辺りを見回す

「お、真後ろか」

「げっ…」

玲が降り下ろした刀は蘭丸の足に弾き返された

「視野にいなかったら真後ろしかないしな」
蘭丸は笑う

「目の前だと能力使われるし、真後ろだと特定されるし…」
玲はうなだれる

「能力強化しなくちゃな」
蘭丸はまた笑った

「おう………ん?」

玲は上を見上げると奇妙な発光物体を見付けた

「どうした?玲」

「なんだあれ……こっちに近づいてくるぞ!!」
玲はそう言うと蘭丸の腕を引っ張り走った

その直後、上から火を纏った物体が落下した

ドゴーン!!

火が消え、凄まじい砂煙が立ち込める

「うわ…あぶね…」
蘭丸と玲は咳き込んだ

煙が徐々に消えていくと落ちた後には
信長の姿が見えた

「織田さん?」
蘭丸は驚く

「お前ら、修行だ。二人で俺を倒してみろ」
信長はそう言うと剣に火を纏わせた

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